「筋トレ前にコーヒーを飲むと良いって本当?」
「筋トレとコーヒーの関係を知りたい…」
カフェインが多いコーヒーを飲むと、筋トレの効果がアップします!
この記事では、
- 筋トレでコーヒーを飲む3つのメリット
- コーヒーを飲むベストタイミング
- 筋トレに活かすコーヒーの摂取量
- コーヒーの副作用
などを解説していきます。
コーヒーは、筋肉を増やしながら余分な脂肪を落としたい方に特におすすめです。筋トレにコーヒーを活用しましょう!
目次
筋トレでコーヒーを飲む3つのメリット
まずは、筋トレ前や筋トレ後にコーヒーを飲むメリットについて紹介していきます。
・筋トレでコーヒーを飲む3つのメリット
①脂肪燃焼効果
本来、筋トレをすると糖質から消費される(燃えていく)のですが、コーヒーを飲むと優先的に脂肪を燃やしてくれます。
脂肪が燃えやすくなる理由としては、コーヒーに含まれるカフェインによって「リパーゼ」という酵素が活性化され、血中の脂肪酸を先に分解してくれるからです。
ダイエットのために筋トレをする方はもちろんのこと、減量期や体を絞っている方にもコーヒーはおすすめです。
ちなみに、コーヒーを飲んで1時間後に運動を開始すると、最も脂肪燃焼効果が高まります。
【参考】脂肪を落とす腹筋ダイエットのやり方
お腹周りの脂肪を落とす腹筋ダイエット!話題のHIITトレーニング&自重筋トレでだらしない腹周りを引き締めよう・参考
国士舘大学の研究では、カフェインを摂取した群において、糖代謝が低下し脂肪代謝が上昇したという結果が出ています。
②集中力・モチベーションの向上
コーヒーにはカフェインが含まれていますが、カフェインの最大の効果は「興奮作用」と「覚醒作用」です。
集中できていなかったり、やる気がなかったりすると、どうしても筋トレの質が下がってしまいます。
しかし、コーヒーを摂取することで、脳が刺激され活性化し、集中力とモチベーションが向上します。
毎日の筋トレでベストパフォーマンスを続けることが、効率的に筋肥大を行うための近道です!
③疲労感が軽減
コーヒーに含まれるカフェインには、脳の疲労を感じる部分を麻痺させる効果があるので、筋トレの集中力を長く続かせることができます。
当たり前のことですが、筋トレの集中力を持続することができれば、高重量・高回数のトレーニングができるようになり、筋トレの効果がアップしますよ。
筋トレに効果的なコーヒーの成分
筋トレに合わせてコーヒーを飲むことのメリットを紹介してきましたが、ここからはコーヒーの成分に焦点を当ててお話しをしていきます。
コーヒーに入っている成分が、筋トレにどのような効果があるのか理解しましょう。
カフェイン
コーヒーに含まれるもっとも有名な成分である「カフェイン」。
カフェインの主な効果としては、
- 集中力アップ
- 筋力アップ(筋肉の力を発揮しやすくする効果)
- 疲労感の軽減
- 眠気防止作用
などがあります。
筋トレ前にカフェインを摂取することで、普段より高重量・高回数のトレーニングをこなすことができますよ。
クロロゲン酸
存在をほとんど知られていませんが、コーヒーにカフェインよりも多く含まれているのが「クロロゲン酸」。
クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、
- 抗酸化作用
- 糖尿病の予防
- ダイエット効果
- アンチエイジング効果
になると言われています。
クロロゲン酸は抗酸化作用が強いので、筋トレによって体を酷使するトレーニーにとって欠かせない栄養素と言えます。
ニコチン酸
ビタミンB複合体の1つで、ナイアシンとも呼ばれる「ニコチン酸」。
ニコチン酸の主な働きとしては、
- 糖質や脂質の分解・代謝
- 新陳代謝を促進させる
などです。
新陳代謝が促進されることで、筋トレによる脂肪燃焼効果がアップします。
以下の記事では、サプリメントアドバイザーの方に指導いただき、筋トレの効果を高める成分を含むサプリを紹介してもらいました。
筋トレを効率的に行うためにも、ぜひ参考にしてくださいね!
また、サプリの活用方法が分からない方は、「筋トレサプリの優先順位を分かりやすく解説」で解説しているので参考にしてください。
筋トレのためにコーヒーを飲むベストタイミング&摂取量は?
筋トレの効果を最大限に引き出すためには、コーヒーを飲むタイミングと量が重要です。
「どのタイミングが1番効果的?」「どのくらいの量を飲めばいいの?」という質問について、詳しく説明していきます。
筋トレ前に飲んで、トレーニングの質を上げる!
コーヒーは、筋トレ前の30〜60分前に飲むと1番効果的です。
カフェインが脳に届くまでに最低でも30分はかかります。筋トレの30〜60分前に飲んでおくことで、コーヒーの効果が最大限に引き出されるのです。
【参考】プレワークアウトサプリの効果とは
プレワークアウトサプリの効果とおすすめ8選!筋トレ前に飲んでトレーニングの質を上げようコーヒーは1日に最大でも3〜4杯が適量
カフェインの摂取過多は様々な弊害を起こします。(例:睡眠障害など)
コーヒーを飲みすぎることで、筋トレだけでなく私生活のリズムも狂ってしまうので、適度に飲むことが大切です。
目安としては、多くても1日3〜4杯です。
というのも、1日のカフェインの摂取目安量は400mg未満。1杯のコーヒーに含まれているカフェインの量は80〜150mgなので、コーヒーは3〜4杯に収めるのが適量です。
それ以上のカフェインを摂取してしまうと、不眠症や神経症、高血圧、不整脈を発症してしまう可能性があるため、コーヒーの飲み過ぎには注意しましょう。
- コンビニ(小):80〜100mg
- コンビニ(大):150mg
- スタバドリップコーヒー(グランデ):330mg
- スタバアメリカーノ(トール):260mg
筋トレのためにコーヒーを飲み過ぎるのはNG?副作用は?
筋トレ中にコーヒーを飲むとメリットだけでなく、デメリットとなることもあります。
コーヒーの飲み過ぎによる副作用を、事前に知っておきましょう。
中毒性
コーヒーに含まれるカフェインを過剰摂取してしまうと、薬物ほど深刻ではなくても「精神疾患」と認められるカフェイン中毒に陥ってしまう可能性があります。
筋トレのためにとコーヒーを飲みすぎることは控えましょう。
頭痛
「二日酔いの朝は熱いコーヒーを飲んで、頭をすっきりさせる」という人も多いのではないでしょうか。
古くには、カフェインは「頭痛」を和らげる薬として使われていました。その理由は、カフェインに脳血管収縮の作用があるからです。
とはいえ、カフェインの過剰摂取は禁物。過剰摂取をすると逆に頭痛を引き起こしてしまうことがあります。
利尿作用
カフェインは交感神経を刺激するので、腎臓の血管が拡張し、血液ろ過量が増えます。
その増加量に伴って、尿も増加。緊張した時に、交感神経が働いて、トイレに行きたくなるのと同じメカニズムです。
利尿作用は体内の老廃物を外に出すというメリットもありますが、トイレの回数が増えてしまうのはデメリットですよね。
まとめ:コーヒーで筋トレの効果アップ!
筋トレとコーヒーの関係について解説してきました。
コーヒーを飲みながら筋トレをすることで、様々なメリットがあることが分かってもらえたかと思います。
ただし、コーヒーの飲み過ぎは様々な弊害もあるので、1日の摂取目安量は守るようにしましょう。
【参考】プロトレーナーが選ぶ本当におすすめのプロテイン
プロテインのおすすめ人気ランキング!筋トレに最適なコスパ最強のプロテインを厳選して紹介【参考】筋トレに最適な食事「ミールプレップ」とは?
筋トレと相性抜群の食事「ミールプレップ」とは?筋トレへの効果やレシピの作り方を紹介!【参考】空腹時の筋トレがおすすめできない理由とは?
空腹時に筋トレをするのはNG!筋トレの効果を高める食事のタイミングや栄養素を管理栄養士が解説
カフェイン摂取による「脳の疲労を感じる部分を麻痺させる効果」については為になりました。
しんどい作業やモチベ対策にも応用できそう。
コメントありがとうございます!
カフェインには様々な効果があるので(もちろん摂りすぎはNGですが)、上手に活用してください!!
コーヒーを牛乳や豆乳で割っても効果はあるのでしょうか?
牛乳や豆乳で割るのもおすすめですよ。牛乳や豆乳にはタンパク質が多く含まれているので、筋トレとの相性も抜群です。